3MAエンジンオーバーホール分解編その2
半年以上空きましたが3MAエンジン分解の続き。
(バラしたのはかなり前で、なんなら現在既に組み上がりの実動です)
その1はこちら。
シリンダを外したので、次はシリンダからYPVS取り外し。
YPVSの連結部がダメになっていることがよくあるそうですが、無事でした。
YPVSの固定ボルトは蓋を外すと出てきます。
反対側はボルトのアクセス方法が初め分かりませんでしたが、パーツリストとにらめっこをするとどうやらハメてあるだけの様?
手で引き抜いてみようとしましたがさすがに手じゃ無理でした。ペンチで引っ張ったところ見事に外れてくれました。傷防止を何も考えずにペンチで引いたので、軽い傷が…。普通に考えてゴム板かせめて布を挟んでペンチで掴むのに、なぜか忘れる。後悔。
YPVSの固定ボルトは供回りするので、サービスマニュアルだと木の棒をシリンダーに突っ込めとある。木の棒を突っ込んだのですが、木がえぐれました(写真は撮り忘れ)
片側はインパクトで外せたのですが、もう片側はインパクトでも供回りします…。
仕方がないので最終手段。ペンチで掴んで回す。
見事に緩んではくれましたが、例の如く傷防止対策を忘れ、若干傷が…。自分で振り返っても何故やとなる。
シリンダの付属物は全て外したので再メッキに出すため、ある程度オイル汚れやカーボンを落とします。業者さんも汚れまみれのは触りたくないでしょうし。
カーボンこんなですので。
とりあえずキャブクリーナ原液タイプに漬けてみた結果がこちら。
若干落ちたかなというところ。ですが奥の方はまだまだ黒いです。
それでも溶剤はこんな真っ黒に。
これ以上キャブクリーナでは落ちなさそうなので、
いろいろ調べてみるとワコーズのリムーバーがいいらしいということで購入。これ。
溶剤がパッキンを侵すので半年で使い切ってくださいとか恐ろしいことが書いてあります。
実力は如何程に。
吹く。
すごいぞ!吹いたそばから落ちる落ちる。
すごいこと書いてあるだけによく落ちる。
かなりの劇薬なので耐油の手袋、保護メガネ必須です。 隙間の皮膚についたらそれなりにヒリヒリしました。
別の機会で使用した時には、溶剤が飛び散ってしまった際に近くに置いてあったニトリル手袋に付着し、速攻で手袋が溶けました。ヒェッ。
時間を置いた後てパーツクリーナであらかた溶剤を落とし、仕上げに水洗いします。
全然黒くない。最初からこれを使えば良かった。キャブクリーナの使い損。
綺麗にしたのでメッキ屋さんへ発送。
シリンダヘッドにもつかってみます。
感激。
その3へ続く。